やる気がない若い世代、ベテランだけどやる気がない、成長の意欲はこれっぽっちもない。
そんな部下は何を考えているのか、どう接したらよいかわかりませんよね。
このブログを読めば、部下は何故やる気になれないのか、やる気にさせるにはどうすればいいのか理解が深まります!
部下がどういう心理であるのか?解説していきます!
やる気のない部下の部下の特徴は?

仕事に積極的に参加しない
1つ目に、部下と上司で仕事への考え方に違いがあります。
そもそも上司は何を見てやる気がないと感じているのでしょうか。
若いから、ベテランだから、といって全く仕事をしていないわけではないですよね。
「自主性」と「主体性」を理解してみると部下にも指導がしやすくなります。
- 【自主性】自分の意志や判断に基づき、自ら率先して行動できる性質
- 【主体性】自分の意志や判断に基づき、責任を持って行動する態度、責任は自分自身
自主性とは、指示を受けたこと、やるべきことを率先して行うこと
主体性とは、明確に指示を受けてないが、必要と判断し自分の責任を持って行動すること
上司の望むやる気とは「自分で考えて行動する」「成長するために努力する」「積極的である」
主体性に重きを置いています。
やる気のがないと思われている部下は「主体性」より「自主性」を重視している可能性が高いです。
なぜ主体的に仕事ができないのかいくつか理由があります。
- 自分に自信がない
- 精神的に余裕がない
- ミスを人のせいにしてしまう性格
上司は「仕事に積極的に参加しない」部下の心理を知っておく必要がありそうですね。
成長の意欲がない
2つ目に、欲求が満たされてないので成長したいという思考にならないと考えます。
ここで紹介したいのが、マズローの欲求5段階説といわれる心理学理論です。

このピラミッドは5階層に分類されてます。
土台の欲求を満たしていないと次の欲求を満たしたいと思えないのです。
- 【生理的欲求】生きるのに必要な最低限の欲求(呼吸・食事など)
- 【安全の欲求】経済的不安や病気などで困らない、安全安心でいたい欲求
- 【所属と愛の欲求】孤独による不安より社会の中、集団の中でいたい欲求
- 【承認の欲求】能力を評価されたい、自分自身を肯定できる欲求
- 【自己実現の欲求】自分の人生を理想通りにしたい欲求
例えば【生理的欲求】を求めている状態、自分が空腹なのに他の空腹な人にパンをあげることはなかなかできませんよね。
【安全の欲求】を求めている状態、紛争状態で不安な時に勉強をしようと思いませんよね。
成長の意欲がない人は、土台である欲求が満たされていないのかもしれません。
逆に、成長の意欲がある人は土台の欲求が満たされていると考えられます。
上司は「成長の意欲がない」部下の心理を知っておく必要がありそうですね。
部下の心理は?

それでは、部下の心理について解説していきます。
自分に自信がない人の心理
1つ目は、まず日本人はネガティブな評価に敏感です。
10個の良いことより1個の嫌なことを気にしてしまうのです。
例えば10回褒められた記憶より1回叱られた記憶のほうが強く残りますよね?
褒められることなく叱られ続けたらトラウマになってしまいます。
否定的な言葉を受け続け、自分に自信がなくなったと考えられます。
精神的に余裕がない人の心理
2つ目は、精神的な状態が「嫉妬」や「不安」、「イライラ」などで余裕がなくなる状態。
自分の考えを脳で上手に整理できない人は悲観的な感情を解消できず、ぐるぐる同じことを考え、消耗します。
さらには、「イライラ」してしまい感情的な行動が周囲に悪い影響を与えます。
悲観的、感情的な思考に支配され他の事に手がつけられなくなっていると考えます。
ミスを人のせいにしてしまう性格の人の心理
3つ目は、自分を守るためにマウントをとって常に優位にいたいという状態。
「自分に自信がない」「精神的に余裕がない」このような状態にならないための防衛本能で、
否定的な発言を受けたり指導されることで傷つきたくないのです。
他責思考をしてしまう人は「自分は正常」であると思い込んでおり「悪いのは環境」だと感じてます。
さらには、問題には踏み込まず一歩引いた状態、安全地帯にいたいと思ってます。
成長の意欲がない人の心理
「失敗したくない」、成長とは失敗の積み重ねから生まれてくることであるのは誰もが知っています。
【失敗 ⇒ 試行錯誤 ⇒ 成功】この繰り返しは子供のころから行ってきたことで誰でもできることです。
しかし、大人はリスクがあることにはチャレンジしたくないと考えます。
失敗は成長させてくれますが、ストレスでもあるからです。
学生は競争であるので努力をし続けるしかありません。
大人は競争の土台に乗らなくても生活できます。一度、楽をしてしまう習慣が身についてしまえば努力をしなくなります。
楽をする習慣が身についたので努力をしないと考えられます。
部下をやる気にさせる方法は?
成功体験を積ませる
自身をつける。そのためには、問題を解決に導き、目標達成をさせる。
成功体験を積ませ続けることがやる気にさせるきっかけになります。
褒める
漠然とした褒め方はNG、何が良かったか具体的に伝えること。
承認欲求を満たしやる気を引き出す。「信頼している」を表現し、やる気を引き出す。
「やる気の無い人」からの「やる気」は引き出す必要があります。
コミュニケーションをしっかりとる
部下の不安を取り除く、信頼をしてもらうにはコミュニケーションをしっかりとる必要があります。
何か伝えたい・・・そんな状態なのに普段コミュニケーションを取ってないと伝えにくいですよね?
叱る、怒る、伝える、何かメッセージを伝えたい!のであれば信頼された状態は必須なのです。
まとめ
やる気のない部下の特徴
- 自分に自信がない
- 精神的に余裕がない
- ミスを人のせいにしてしまう性格
- 成長の意欲がない人は、土台である欲求が満たされていない
部下の心理は?
- 否定的な言葉を受け続け、自分に自信がなくなった
- 悲観的、感情的な思考に支配され他の事に手がつけられなくなっている
- 「自分は正常」であると思い込んでおり「悪いのは環境」だと感じている
- 楽をする習慣が身についたので努力をしない
部下をやる気にさせる方法は?
- 成功体験を積ませる
- 褒める
- コミュニケーションをしっかりとる
いかがだったでしょうか?
ネガティブな心理がやる気をなくしていることが見えてきました。
叱るや反省させることは大事ですが、ポジティブな要素が取り入れられないと悪循環ですね。
「成功体験を積ませる」「褒める」「コミュニケーションをしっかりとる」
私は、この3つを実践していくことが重要だと考えてます。