「こんにチクワ」
今回紹介するのは『夢をかなえるゾウ2』!
著者「水野敬也さん」が書かれた大人気作『夢をかなえるゾウ1』の続編!
シリーズ累計は460万部!大ベストセラー自己啓発本です。
『夢をかなえるゾウ1』についても書いてますので良ければみてください!
【ガネーシャの課題と名言】夢をかなえるゾウ【成功の秘訣は松下幸之助!】 | ねこたのゆるブログ
この本は、一言で言うと「成功しない人の考え方」を教えてくれる本。
小説要素が強くなっており非常に読みやすくなってました!
さらに、ラブコメ要素が少し入っています。

(ラブコメ系自己啓発本なんて他にあるのか…?)
- 『夢をかなえるゾウ1』の続編である『2』の内容を知りたい
- 「成功しない人」の考え方を知りたい
- 「成功しない」マインドを「成功する」マインドに変えたい
私はこの本を「楽天ラクマ」で300円で買いました!
たった300円でこんなに面白い本は、なかなか無いと思います!非常におススメ!
『夢をかなえるゾウ2』を読んだ感想を5つにまとめました!
- 『夢をかなえるゾウ1』の課題ラッシュと異なり、『2』は「教え」をメインに物語が進みます。自己啓発本として濃い感じはなくさらっと読めました!
- 物語としても面白い、終盤に感動します!
- 貧乏神「金無幸子」さんのキャラクターが魅力的、私は、仲間由紀恵さんをイメージして読んでいました。途中から主役は主人公でもなくガネーシャでもなく完全に貧乏神。
- ちょっぴりラブコメ要素が入っていてキュンキュンしました!
- 主人公のお笑いセンスが成長していく、ガネーシャとのコント、同窓会での夫婦漫才、面白すぎる!たくさん笑わせていただきました!
主要キャラの紹介

『夢をかなえるゾウ2』で出てくるキャラクターはそんなに多くはありません
「主人公」「ガネーシャ」「貧乏神の金無幸子」「釈迦」「死神」「ガツン松田」の6名。
この物語の主要神様「2神」がどんな方なのか紹介します。
神様界のゆとり世代『ガネーシャ』
インドで有名な神様「ガネーシャ」をモチーフにデザインされている。
見た目は「顔が象」と「体は太ったおじさん」、憎めないキャラクターデザイン。
ガネーシャの特徴
- たばこを吸う
- 関西弁
- 失礼な振る舞いをするのが基本
- あんみつが好き
本人いわく、「神様界のゆとり世代」だそう。
特殊能力を使うことがある。
- 人の心を読むことができる
- 変身することができる
- 宙を浮くことができる
- 神様を降格させて人間にすることができる
ガネーシャとはダメ人間を集めて合体させたような存在、態度が大きく、わがままで自分勝手。
しかし、『教え』は良いことしか言わない。
このギャップが魅力的なキャラクター。
貧乏神『金無幸子』
貧乏な考え方をする人にとりつく神様。
見た目は「女性」「黒髪ロング」「ぼろぼろのワンピースを着ている」。
金無幸子の特徴
- 主人公のことが好き(お笑いの才能がなくて貧相な顔だから)
- 主人公は気づいてないが8年間同棲していた
- 「成功しない方法」は機嫌よく教えてくれる
- 「成功する方法」を聞くと機嫌が悪くなる
こちらも特殊能力がある
- 打撃技「貧多(ビンタ)」、記憶を消す
- 打撃技「貧乏掌(びんぼうしょう)」、頭の中がもったいないで埋め尽くされる
- お金がない人を幸せにする
序盤は、なんか怖いし、変なこと言うし、なんなんだ…
しかし、本を読み進めるとどんどん魅力的になるキャラクター。
終盤では完全に『主役』、「金無幸子」の物語だと錯覚させられました。
あらすじ

主人公『西野 勤 (つとむ) 』は、お笑いが好き。
脱サラして売れない芸人をやっていた。
ガネーシャは、主人公の退路を断つため、主人公の名義を使い、闇金で300万の借金をする。
全額を「オレオレ寄付」で知らない老人に寄付、お金を失ってしまう。
絶望的な状況で「笑いの神様」を決める戦い「リアル・ゴッド・オブ・コント」が開催。
優勝して借金を完済するためガネーシャとコンビを結成することに。
ライバルは「死神」と後輩芸人の「ガツン松田」。
コンビ名は『デスマイル』。
主人公は「ガツン松田」が優勝しないと命が消えることを知る。
順調に勝ち進んでいた主人公は、途中棄権し『デスマイル』を優勝させるためのサポートを買って出る。
しだいに、主人公は「分析」能力が長けていることが分かり成長していく。
『デスマイル』は優勝し借金も完済、そして…
これは「憧れ」を手に入れる物語。
『ガネーシャ』の教え 3選!

ガネーシャは「人が成長するための方法」についてフォーカスして教えてくれます。
教えに難しい内容はありません。
誰もが、今から、すぐ実践できる内容です。
図書館で本を読む
ガネーシャが作った借金に悩み、不安で、お笑いのネタどころでない。
ガネーシャは主人公の悩みを解決するため、ある所に連れていく。
それが図書館だったので主人公は落胆する。
その時、主人公に言ったセリフ
「仕事、お金、人間関係、幸せ、……人間の悩みなんちゅうのはいつの時代も同じや。そんで本ちゅうのは、これまで地球で生きてきた何億、何十億ちゅう数の人間の悩みを解決するためにずっと昔から作られてきてんねんで。その『本』でも解決でけへん悩みちゅうのは何なん?自分の悩みは地球初の、新種の悩みなん?自分は悩みのガラパゴス諸島なん?」
引用元:夢をかなえるゾウ2 P.60
悩み続ける人に共通するのが、何もしない、ただ悩んでいる。
そんな人が多いように思います。
本を読むことで悩みが解決するのか?と思った人ほどやるべきです。
私も、色いろな本を読むようになったので、頭の中が整理することの意味、多少理解できます。
頭の中がごちゃごちゃしていると、散らかった部屋のように悩みは大きく感じます。
頭の中が整理できるようになると意外と散らかってなくて、悩みも悩みじゃなかったりします。
人の意見に聞く耳をもつ
ガネーシャにネタが「おもろない」と言われた主人公。
「あなたが書いてくださいよ」!と言い返したシーン
「最終的に成功する人間ちゅうのはな『自分には才能がない』ちゅう『不安』を持ってる人間なんや。そういう人らが、人の意見に耳を傾けて、試行錯誤していくことで最初の頃には想像もでけへんかったような成長を遂げるんや。自分も知ってるやろ?天才や天才やもてはやされたことで、お客さんが望んでへんようなもん作ってもうてる人らをな」
引用元:夢をかなえるゾウ2 P.79
成功できる人間は「才能がない」という「不安」を持っている。
だから、「聞いて」「直して」面倒くさいことをやり続けて「強み」に変えている。
新しい道を切り拓くことで成長し続けている。
成長する最大の秘訣は「聞く耳を持つ」
成功しないための一番の重要な要素は「人の言うことを聞かない」
これは『夢をかなえるゾウ1』で出てきましたね!
やりたいことをやりなさい
主人公は、色いろな経験を経て自分の進む道に気付く。
しかし、成長してしまった影響で貧乏神とお別れが近づくことになる。
自分の進むべき道に気付いた主人公の背中を押すセリフ
「自分の知らへん場所は、思いもよらんかった色んな経験をさせてくれる。つまり、そこは自分が一番成長できる場所やねん。せやから、憧れる場所に飛び込んで、ぎょうさん経験して成長した人間が、自分にとって一番向いていることを見つけたとき——自分にとっても、お客さんにとっても、最高の状態を生み出すことができんねんで」
引用元:夢をかなえるゾウ2 P.236
色いろな事にチャレンジをしないと自分の才能なんてわからない。
これは『夢をかなえるゾウ1』でも言われています。
『やりたいことをやる』
やり続ければ、やってきたこと全てが「仕事」や「生活」に活きてくる。
もし仕事と家だけの往復で人生がつまらないと感じているのであれば、
私は、「資格の勉強」と「副業」をすることをおススメします!
貧乏神『金無幸子』の教え 3選!

この本のテーマは「成功しない人の考え方」
「成功しない」を「貧乏」という表現に置き換えて教えてくれます。
金無幸子は「貧乏」な人のタイプを3つ教えてくれます。
「貧乏」マインドを変える方法も、嫌々教えてくれます。
ドリーム貧乏
大きな夢を持った貧乏マインドの人の事を「ドリーム貧乏」と呼びます。
夢に囚われて周りが見えなくなっている。
成功すると信じているので、人の言うことを聞かないのが特徴。
お客さんに望まれてないことを続けている。
誰も幸せにならないことをしているので「イタい人」と呼ばれるようになる。
大きな夢を成功させるには『自分が困っているときに困っている人を助ける』
成功するには周りの助けが必ず必要。
結局、人に望まれること、喜ばれることをしないと「成功」しませんよね。
ガネーシャ貧乏
目の前の誘惑に負け続ける人のことを「ガネーシャ貧乏」と呼びます。
目の前にあるお菓子、お酒、たばこ…とにかく我慢ができない。
「ガネーシャ貧乏」の人は、すぐお金を使うのでお金が貯まりにくい。
仕事も我慢ができないので、成果が出ないし評価も上がらない。
社会人で一番多いタイプなんじゃないでしょうか?
誘惑に負ける人は、楽しみを後にするのが苦手。
『楽しみは、後にとっておいた方が大きくなる』ことを覚える必要がある。
「貯金」でお金を貯めて、買えるものを想像する。
「投資」で数十年後、未来の不安を無くすことを想像する。
目先のことではなくて、「未来を意識して今を育てる」
「成功する人」はやってそうですよね。
お駄賃貧乏
貧乏の始まりは「お使い」
ほとんどの人は、お金をもらうには嫌なことをしないといけないと覚える。
「お金」=「嫌なことをするともらえる」
嫌な事の引き換えにもらえるのが「お金」
このマインドで社会人になると
「楽をしたい」「さっさ帰りたい」とネガティブな気持ちで仕事をすることになります。
このマインドでは「成功する」ことは難しそうですよね。
「成功させる」には「逆」のことをすればいい。
お金は、「お客さんを喜ばせた分もらえるもの」「楽しいことをするともらえる」そういうマインドに変えてく必要がある。
まずは、「プレゼント」で人を喜ばす経験をする。
人を喜ばすことを楽しい、と思えるようになることが「成功する人」のマインドです。
まとめ

「成功しない考え方」
「面倒くさい」これが全てなんじゃないでしょうか?
ポジティブなマインドで色んなことにチャレンジする精神。
みんな分かっていて、大切であることも知っていて、でも大変で面倒くさくて。
でも、ガネーシャと金無幸子の教えは難しくないので誰でもできますよね。
小さなことからコツコツ、チャレンジしてみませんか?
『ガネーシャ』の教えまとめ
- 図書館で本を読む
- 人の意見に聞く耳をもつ
- やりたいことをやりなさい
貧乏神『金無幸子』の教えまとめ
- 自分が困っているときに困っている人を助ける
- 楽しみは後にとっておく
- 「プレゼント」で人を喜ばす
最後にどうしても入れたい感想を2つ
金無さんの『他人に対する言葉や行動は、自分に対する言葉や行動である』という言葉。
他人にした行動が自分に返ってくるという内容。
貧乏のことを悪く言ってしまうと、もし自分が貧乏になった時、自分はダメなんだと自分を責めることになる。
ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアの「撃って良いのは、撃たれる覚悟のある奴だけだ」に似ています。
発言による「言葉」や「行動」は自分自身なんだと、周りから見られる部分なんだと感じました。
言葉に責任を持っていれば「すぐ怒ったり」「高圧的な態度」にでることはありませんよね。
そういう人間になったらダメなんだと思いました。
もうひとつ
主人公は最初まったく面白くありません。
しかし、主人公も成長します。
夫婦漫才編で主人公が「火の車さ」とわざと滑り散らした後の、金無さんの返し
「キャー!やっぱ才能ないー!勤太郎さん大好きです!」
この本で一番面白いサビの部分です!なぜかその瞬間ツボにはまってしまい笑いが止まらなくなってしばらく進めませんでした。
著者の水野敬也さん、最高の作品を読ませて頂きありがとうございます。
最後に主人公の特技で閉めたいと思います。
「さよオナラ」
終わり!