2023年の名目GDP(国内総生産)において、日本はドイツに抜かれ、世界4位に転落しました。
自分の生活に影響はないけど、何が起きているか気になりますよね!
- ドイツ人の働き方を知りたい!
- 「ドイツ人のすごい働き方」の本の内容を知りたい!
- 「ライフワークバランス」を改善するヒントが欲しい!
欧州では「サマーバケーション」なんて長期休暇もあったり、休んでばっかりじゃないの?!
ドイツってそんなすごいの?日本って働き方にムダが多いかも、どこが違うのか分からない!
「ドイツ人のすごい働き方」の著者、西村栄基(にしむらしげき)さんは欧州ビジネスに約30年携わっている現役の会社員。
優れた知見より、ドイツ人の働き方を分析、新しいワークスタイルの提唱をしています!
ドイツ人の労働生産性の高さ、その真髄は【限られた時間で、最高の効率を発揮し結果を出す】ことにあります。
この記事を読むとドイツ人の働き方がわかります!3つに要約しました!
- ドイツ人は「整理整頓」で生産性を上げている
- ドイツ人は「効率を追求」してムダな作業はしない
- ドイツ人は「問題解決」でベストな解の導き方を知っている
ドイツ人のすごい働き方【文化の違い】
ドイツと日本では働き方、考え方に大きな違いがあります。
ドイツ人の働き方の特徴、5つ紹介します。
- 残業しない
- デスクの上は常にきれい
- パン屋さんは、18時までパンを売らない、18時に帰る
- 有給休暇をフルに使う
- カフェスペースでエネルギーを高めてから仕事する

面白いのが、どれも日本だと「やりにくい」こと、ですよね!
私もサラリーマンをしているのでわかります。残業0で帰り続ける人、有給休暇をフルに使う人は仕事しない人、と扱われますよね。
それでも、労働生産性を上げるしくみがしっかり整備されているのです!
ドイツ人は「整理整頓」で生産性を上げている

ドイツ人は生産性抜群!そのワークスタイルの根幹が「整理整頓」。
職場にあるデスクの上、全員がキレイな状態、ドイツ人は一日の業務終了後、必ずデスクを整理する。汚いデスクでは探し物をするムダな時間が発生しています。

日本人は平均して1か月に76分をモノを探すことに費やしているそうです。
1年間で、「約15時間」モノを探しています。
さらに、「整理整頓」された環境は「集中力を高め、ストレスを減らす」ことが分かっています。
ドイツ人が、なぜ「整理整頓」にこだわっているのか、それは家庭環境。
ドイツでは子供の頃から、「片づけ」を家庭教育で学ばせて習慣化しています。
3つの原則を幼少期にしみ込ませています。
- 【ホームポジションの原則】
モノの住所を決めて、使ったら必ず戻す - 【スリムアップの原則】
定期的に持ち物を見直し、最低限のモノ以外は整理する - 【アップデートの原則】
もしモノを買ったら、同じ種類・用途のモノを手放す
【限られた時間で、最高の効率を発揮し結果を出す】ために、ドイツ人は「整理整頓」でムダをなくして生産性を上げてます!
ドイツ人は「効率を追求」してムダな作業はしない
ドイツ人はムダだと思ったら会議に出席しない、徹底的に時間を有効に活用します!

午前中は「ゴールデンタイム」!
最も想像力が高まる時間帯は自分専用時間、「作業」はしない、「ミーティング」は設定しない!
昼食後は、散歩する!
食後の中だるみや、眠気を吹き飛ばすために散歩で脳をリフレッシュ!
14時以降はカフェインをカット!
集中力アップの強い味方、カフェイン!ドイツ人は早起きの習慣がある、摂取時間に気を配っている!
ムダな会議には出席しない!
多数のメンバーの時間を拘束する「会議の効率」を重視!
発言の機会がない、貢献できない会議は「参加しない」が一般的。
帰宅前にメモ!出社直後にスケジュールの決定!
帰宅前に「翌日行うべきタスクのリスト」をメモする。
出社直後に帰宅前に記入したメモ、タスクの優先順位とスケジュールを決定!
「今日は何からしようかな~」が無くなる。朝からスタートダッシュする!
ドイツ人は「問題解決」でベストな解の導き方を知っている
意思決定では理論と感情を分ける
- 事実と感情の分離
- データーに基づく分析
- 第三者の視点を取り入れる

ドイツの職場、意思決定の場では「事実」を重視する。
「常に活発な議論」が交わされる
ドイツでは学校を通じて議論ができるよう教育されている。
大きな違いは、間接的にアプローチをして意見を探るのが日本、直接的なアプローチで意見を聞き出すのがドイツ。
- 日本「このプロジェクトについて意見がある人はいますか?」
- ドイツ「このプロジェクトに対する、あなたの意見は何ですか?」
言語の違いによるものですが、常に活発な議論が交わされます。

激しい議論をしても、終わると平然とサッカーの話で盛り上がるそうです。
日本では考えられませんね。
同じミスを二度と起こさない仕組み
ドイツは、トラブルが発生しても、場当たり的な対処はせず、根本原因を特定するまで追究します。
- 長期的視野に立ってアプローチ
- 「個人のミスの尻ぬぐいをする時間」でなく「システムやプロセスの改善の機会と捉える」
日本も原因追及は得意分野、「ものづくり現場」では確率しています。
トヨタ自動車の「なぜ」問うて原因を探る手法「なぜなぜ分析」が有名です。
ドイツ人のすごい働き方【まとめ】
ドイツ人の【限られた時間で、最高の効率を発揮し結果を出す】方法、いかがでしたか?
- ドイツ人は「整理整頓」で生産性を上げている
- ドイツ人は「効率を追求」してムダな作業はしない
- ドイツ人は「問題解決」でベストな解の導き方を知っている

私も、「整理整頓」「メモ」の活用をするようになりました!
スムーズに業務に入れる実感が得られるので是非実践してみてください!
最後に著者、西村栄基(にしむらしげき)さんの提唱する「日本×ドイツ」、いいとこどりのハイブリットワークスタイルと所著、「ドイツ人のすごい働き方」紹介して終わります!
あえて空気を読まない
日本人は空気を読むのが得意、それゆえ会議で何を言ったら衝突するのか簡単に想像できます。
議論の場では機能不全になりやすい、合理的な意思決定を行うために必要なことそれが、
「空気は読めるが、あえて読まない」選択をすること。
「バックアップシステム」を取り入れる
タスクを「緊急かつ重要」「重要だが緊急ではない」「緊急だが重要ではない」「緊急でも重要でもない」の4つに分類します。

「緊急かつ重要」で「個人依存度が高い」タスクに「バックアッププラン」を検討する。
「○○にしかできない仕事」こそ代わりが必要な業務、マニュアル化!
「カフェ・ワイガヤ」スペースを設置する
ドイツでは「カフェ」スペースでメンバーとコミュニケーションを高めている。
アイディアや問題解決をカジュアルな空気から生み出している。
過去の日本では「喫煙室」が同じ役割。
本田技研工業(Honda)、で行われていた「自由な交換意見」を行う場、それが「ワイガヤ」です。
本田宗一郎が大切にしていました。
日本にも、上司・部下、上下の垣根を超えるフラットなコミュニケーションを大切にする文化があったのですね!
「カフェ」と「ワイガヤ」かけ合わせた「カフェ・ワイガヤ」!いいアイディアですね!
休憩スペースが活動スペースになること間違いなし!
終わり!