今回紹介させていただく書籍は、「リーダーは話し方が9割」。
リーダーとは悩ましいポジションですよね、特に今の時代はリーダー泣かせと言えます。
すぐ「パワハラだ!」「コンプライアンス違反だ!」と突っかかられてしまいます。
仕事をしているだけなのに、厄介に巻き込まれる・・・そんな人間関係で困っている人は多いはず!
私もリーダーのポジションで困った事例が数えきれないほどあります。
「突然リーダーのポジションにつけられた・・・どうしよう」「部下とどう話をしていいか悩んでる」「理想のリーダーになりたい!」そんな方、ぜひ見てください!
詳しいテクニックは不要!明日からすぐ始められます!
この記事を見ると3つのメリットがあります。
- 「リーダーとしての話し方に自信が持てるようになる」
- 「チームをまとめられるリーダーになれる」
- 「リーダーの究極の役割がわかる」
それでは見てください!

人を動かせるリーダーは「自己重要感」を知っている!

この本のテーマ「自己重要感」、部下のやる気を高める話です。
優秀なリーダになるには「特別な力」や「実績」「カリスマ性」がないとダメなの?
必要ありません!そんな思い込み、捨てましょう!
必要なことは、たった1つ「人をやる気にさせ、能力を引き出す話し方」です!
自己重要感を刺激しよう!
人間の欲求で有名な心理学論、「欲求5段階説」があります。心理学者マズローが提唱したものです。

欲求が5段階に分かれており、低次の欲求が満たされないと、次の欲求を得ようとしない、といった考え方です。
「自己肯定感」とは自分の存在を肯定する。安心感のことです。
ピラミッドの「愛と所属の欲求」にあたります。
「自己重要感」とは社会での立ち位置や実績が絡んだ中で満たされる「特別感」のこと。
一つ上の「承認欲求」にあたります。
「自己肯定感」を満たすだけでは部下は動きません、「自己重要感」を刺激し高める必要があります。
完璧を求めず部下に寄り添うリーダーになろう!
リーダーと言えばどんな存在ですか?
「たくさん稼いで」「土日は家族サービス」「知らないことはない」でしょうか?
完璧を目指す必要はありません!逆に、そんな立派な人は、部下のポテンシャルを潰してしまいます。
求められるのは自分が部下に求めているのと同じ、「可愛げと愛嬌」。
部下が求めているのは「一緒に考えよう」と言ってくれる、寄り添うリーダーです。
優秀なリーダーは5つのフォーユートークを実践している!
徹底的に相手の立場に立ち、相手の幸せにフォーカスする話し方、これがフォーユートークです!
- 相手を主役にして話す
- 相手を否定しない
- 事前に相手の興味を知っておく
- 「求められるもの」と「伝えたいこと」のバランスをとる
- 相手のことに集中する
フォーユートークができるリーダーは、まず「伝えたいこと」ではなく、「相手の興味があること」にフォーカスして話を始めます。
自分に意識を向けすぎた話し方では会話のパフォーマンスが下がります。
「自分がどう話すか」ではなく「どう話せば相手がよくなるか?」を考える。
「フォーユートーク」とは、著者のつくった言葉で相手の自己重要感を高める話し方
つまり「相手のことを思い、寄り添う話し方」です。
人をやる気にさせるリーダーは相手を尊重する!

あなたは部下と話す前に名前を読んでますか?名前を呼ぶことは相手を尊重すること、自己重要感が高まり、やる気になります!まずは「名前を呼ぶ」を始めましょう!
部下に注意するときは相手が聞きやすい環境にする
リーダーの最も嫌な仕事、それは部下のダメな所を注意することですよね。
悪い注意の仕方はいきなり部下を呼びつけて、感情的に注意する方法です。これは非常に悪い方法。
部下も人間です。力で押さえてしまっては反発するだけです。
そのような感情にしてしまうと「聞いているふり」「言葉が入ってこない」と不毛な時間になります。
リーダーの目的は感情をぶつけることではありません。相手のミスを修正、いい方向に導くことです。
「これから話す内容を聞いてくるかな?話し終わった後、あなたはもっと成長しているよ」と安心感を与えてから部下を指導しましょう!
部下の自己重要感を高める魔法の言葉
簡単に明日から実践できる言葉を3つ紹介!是非使ってみてください!

「一緒に考えようか」
部下は「寄り添うリーダー」「一緒に解決してくれるリーダー」に心を開く、一緒に考えて信頼を得ましょう!

「責任は俺がとる」
俺は腹をくくって部下と向き合っているよ!と強烈なメッセージを発信しましょう!

「君たちがいてくれるから、僕が負けるはずがない」
リーダーは部下を信頼していることをしっかり伝えて部下をやる気にさせましょう!
チームの士気が高まること間違いありません!
リーダーの究極の役割は部下に自己重要感を与えるため

目の前の相手が幸せになることだけを考えれば「どうすれば伝わるだろう?」「どうすれば理解しやすいだろう?」と相手の幸せにフォーカスすると自己重要感を高める言葉が自然にでてくるようになります。
話し方を磨き憧れのリーダーになる!
「下の立場の人の存在をどう捉えているか?」
日本では「下の立場の人」と良く表現されるが、本来リーダーというのは、「下」つまり「土台」になる人こそがふさわしい、「上」でふんぞり返らず、「下」から次世代を押し上げる。
「言葉を通じて部下を勝たせること」これが本当のリーダーの価値。
リーダーの最高の話し方は相手の幸せを祈ること
「自分はうまく話せているかな?」「自分は相手にどう見られているんだろう?」とベクトルを自分に向けながら話をしても相手に伝わらない。
人の脳は一つのことしか考えられません、自分のことを考えているときは相手のことを考えることはできない、逆もそう、だから一つしかない自分の脳のベクトルは相手に向けないといけない。
伝えるときはだだ一点、「相手の幸せだけにフォーカスして話す」。
まとめ

いかがでしたか?大切なのはテクニックではありません、メンタルです。
いかに相手のことを考えるか、相手に集中するか、相手のためを思って話しをするか、です。
私自身も「嫌われたくない」ので、間違った選択をしている部下に「君が決めたならそれでいいんじゃない?」と責任から逃れる返事を良くしていました。
この本を読んで、そんなリーダーが信頼されるわけがないと気づかされました。
ある日、感情的に怒っている人に出くわしました。怖かったですが徹底的に相手の目を見ながら話しをしました。
相手の目線に立つことを心掛けてて会話をしていると、急に「怒ってごめんな俺すぐ感情的に言ってしまうんだ。きちんと聞いてくれてありがとな」と言われたことがあります。
恐れず相手の目線に立ったことで今までにないコミュニケーション力、能力の幅が広がった実感があります。
この本を読んで、アウトプットすると自分自身が必ず成長します!
会社だけではありません、学校、家庭どこでも使える話し方です!
最後に、この著者が書いたもうひとつの本を紹介します!

終わり!