世界中はアルファ世代に大注目!!
「なんで?!」そう思ったあなた。世界情勢を知ると納得します。
2025年現在、世界人口は約80億人と言われてます。
アルファ世代は約20億人、世界人口の25%がアルファ世代、非常に多いのです。
日本や先進国の人口比率は、若者が少ない「つぼ型」
世界全体では若者が多い、発展途上国に見られる「ピラミッド型」の人口構造。

世界は若い人に溢れており2080年までは増えると言われています。
歴史上最大になる世代、まさにこれからの主役、それが『アルファ世代』
α(アルファ)世代の由来

2005年にオーストラリアの世代研究者「マーク・マクリンドルさん」が提唱したもの。
【X】【Y】【Z】はラテン文字の最後の3文字、それが【X世代】【Y世代】【Z世代】
新しい世代のネーミングをオーストラリア人にアンケートを取った結果、多くの人は【A世代】と言ったそうだ。ラテン文字の最初に戻す考えの方が多かった。
しかし、「新しい時代の幕開けの世代」ということで【α】を採用した。
【α(アルファ)】はギリシャ文字の始まり、それが【α世代】となった。
α(アルファ)世代は何歳?
世代の名称 | 生まれた年 | 年齢 |
---|---|---|
α(アルファ)世代 | 2010~2024年 | 1~15歳 |
Z世代 | 1996~2012年 | 12~29歳 |
Y(ミレニアル)世代 | 1981~1995年 | 30~44歳 |
アルファ世代は「2010~2024年生まれ」
2025年で「1歳~15歳」今はまだ子供です。
親はY(ミレニアル)世代であることが多い。
親子でデジタルネイティブ世代でもありデジタルリテラシーが高いのが特徴。
また、2025年以降はギリシャ文字【α】の次である【β】をとり、『β(ベータ)世代』と呼ばれる。
α(アルファ)世代が注目される理由

アルファ世代に注目しているのは『企業』
Z世代やY世代など、今までも各世代特有の「消費行動」と「価値観」は分析されてきました。
経済戦略を立てるのに必要なことだったのです。
アルファ世代は2025年に約20億人、世界人口の25%を占める。
「ベビーブーマー世代」「団塊の世代」と言われたX世代を超えて、最大規模になる世代である。
人が多いということは経済規模が大きい、ビジネスチャンス。
アルファ世代、今はまだ子供。
しかし、これから経済の主軸になるのは彼らで、今後世界に与える影響が大きいことは間違いない。
企業はアルファ世代の「消費行動」と「価値観」を理解しないと、チャンスを獲得するどころから衰退する可能性がある。
『飛躍』か『衰退』の大きな分かれ目になってしまうのです。
α(アルファ)世代の特徴

アルファ世代はデジタルに特化しています。その背景に、親の影響が大きい。
生まれた時からデジタルに囲まれたアルファ世代、デジタルリテラシーが高いY(ミレニアル)世代。
今では当たり前の「オンラインゲーム」
急速に普及した「インターネット」「スマートフォン」
コミュニケーションの方法を変えた「SNS」
家庭も社会もデジタルに触れる環境が整っている時代、あらゆる場面でデジタルを活用し、情報収集するのが当たり前である。
超デジタルネイティブ
日本は急激な人口減少を迎えており、2050年には1億人を下回る予測。
このままだと、日本はイノベーションが起きずに衰退する。
技術革新に追いつき、生み出す必要がある。
グローバル化、人口知能、生成AIなど新しい技術が生まれどんどん変化していく時代。
日本の衰退を救い、世界と渡り合うグローバルな視点で考える人材を育てなければならない。
大きく変化し続ける社会に対応すべく日本は、新たな取り組みを始めた。
それが2020年から始まっている『新しい学習指導要領』
新たな教育によりデジタルをフル活用、さらに自分で考えて切り拓く「生きる力」を育まれている。
「環境」「技術」「教育」がアルファ世代をさらなるデジタルネイティブへと押し上げている。
それが『超デジタルネイティブ』である。

文部科学省の「GIGAスクール構想」が強烈に推し進められている。
全員にパソコンやタブレット準備、インターネット環境を整備してデジタルの教育を与えるといったもの。
タイムパフォーマンス重視
アルファ世代は3つの理由によりタイパを重視します。
「好きな事」「やりたいこと」が多いと、どうしても時間が足りない。
生まれた時からデジタル環境が整っているので情報が収集しやすく、するのが当たり前。
Z世代もアルファ世代も忙しいのです。
スキマ時間を活用するためあらゆる手段で情報を収集します。
具体的には「ご飯を食べながら」「トイレ中」「通勤時間」「休憩時間」「信号待ち」にもSNSを確認します。
年齢が高いと『パーソナライズサービス』は情報が抜き取られているといった感覚で不安になる。
しかし若い人は真逆の考え、自分に合った情報を最短で受け取れるようにするための情報提供は当たり前と思ってる。

インスタ、X、YouTubeで偏った「おススメ」が出てくると情報が抜き取られている不安な気持ちになります…。
タイムパフォーマンスとは費やした時間に対する成果である。
情報やサービスは「早く」「多く」受け取れるかが重要、だから倍速で内容を把握して答えにたどり着きたい。
答えのみ知れると一番良い、しかしそれだけでは理解が難しいので内容も把握する。
オンライン交流に積極的
アルファ世代は、オンラインゲームの実施率が高い。
「創造する要素が強い」「自由が多い」「他のプレイヤーと協力」するゲームが人気。
どれも自分のアバターを作成して操作するゲーム。
オジサン世代には、ただのゲームのように感じるが、『メタバース』といった仮想空間で知らない人とコミュニケーションをとった社交的活動を行っている。さらには知らない人とボイスチャットをする。
アルファ世代は、オンライン授業の『Zoom』に馴染んでいるのでボイスチャットにも抵抗がない。
「オンライン(バーチャル)」と「オフライン(リアル)」の垣根がないのが特徴。
悪く言えば境界がはっきりしてない、良く言えば融合している。
今はまだゲーム、しかしこれからビジネスに進化する。
アバターを使い仮想空間にいる時間が長くなると、そこにビジネスチャンスが生まれる。
物販や広告の拡大、アバターインフルエンサーから世界的影響力を持つ若者の誕生など、日常はさらに変化する。
「オンラインとオフライン」の融合が当たり前の世界になる。
α(アルファ)世代の価値観

「価値観」とは自分の優先順位を決める大切な行動指針、そんな自分軸の形成は他の世代と大きく異なる。
特に環境、コロナ禍に行われた「タブレット」や「Zoom」を活用したオンライン授業の影響は大きい。
学校では先生と対面授業、といった固定概念はない。
「紙と鉛筆」に「タブレットとスワイプ」の要素も加わり学習の幅が広がっている。
様々な出来事を臨機応変に対応して過ごしたアルファ世代は、他の世代より多様性の理解が深い。相手を認め、相手を否定しない、同調圧力社会から抜け出せる世代なのかもしれません。
社会問題に関心が高い
学校教育やメディア、SNSなどで子供の頃から社会問題について学んでいる。
親であるY世代も社会問題に対して関心が高く、その影響は大きい。
アルファ世代は、他の世代に比べて社会問題への意識は非常に高い。
Z世代は購買判断の一つに、その企業が社会的課題に対して解決する取り組みをしているか注目している。アルファ世代はさらに厳しくチェックするようになると考えられる。
Z世代やアルファ世代は全員で地球の未来を考え、少しづつ社会のためになる行動をしている。
アルファ世代は、Z世代よりさらに『地球に優しい、人にも優しい』世代になります。
自分らしさ・多様性に理解がある
日本人は多様性(ダイバーシティ)に対して寛容でない一面がある。
一人だけ違うことをしようものなら徹底的に排除しようとする『同調圧力社会』が良い例、自分は「損」してもいいから相手に「得」させない精神は強力。
時代が進むにつれて柔軟になりつつも、やはり世界と比べると遅れていると言わざるを得ない。
しかし、Z世代やアルファ世代は多様性に対しての考えはかなり柔軟。
幼少期からSNSで多様な文化に触れているので「性別」「国籍」「文化」「人種」「障がい」違っていて当たり前と知っている。
日本では触れづらい、教えづらい、難しい教育であったが昨今はオープンな傾向。
SNSやメディアで発信されている内容から受動的に学び、理解している。
教育の考え方も大きく変化しており、競争から自分を尊重する「個別最適」にシフト。
過度な競争を減らし、自ら学ぶ意欲を高める方向に舵を切っている。
これらは働き方にも影響する。リモートワークや副業がどんどん普及。
人口減少も重なって学歴格差や年功序列、終身雇用の考えは少しづつ無くなっていくと考えられる。
エシカル消費を実践する
エシカルとは「倫理的」「道徳的」という意味。
エシカルな暮らしを最も実践している層は「20代、30代女性」

「エシカル消費」とは地球環境や社会貢献を意識した消費のこと
オーガニックやマクロビなど自然を意識した健康的な食生活をするだけではありません。
例えばコーヒーやチョコレートの購入には、『フェアトレード商品』の認証ラベルが表示されているモノを購入、生産者・労働者に適正な報酬がある商品を選んでいます。
生産者・労働者に不利益があるような商品は買わない、不買運動に近い感覚かもしれません。
子供が生まれ、子供の未来について考え、思いやりや社会的責任感を育みたいと意識を変える親は多い。
さらにアルファ世代の「倫理・道徳観」を後押しするのが企業戦略とSNSの影響力。
若い世代は、サステナブルなど社会貢献を表明をする企業の商品を購入する傾向がある。
「ナイキ」と「ヴィクトリアズ・シークレット」の話は有名。
「ナイキ」は2018年に人種差別に抗議したコリン・キャパニック選手を広告に起用、炎上したと思いきや若者から驚異的な支持と売り上げに繋がった。
「ヴィクトリアズ・シークレット」は魅せる下着を着こなせるトップモデルを起用したショーを行っていた。しかし、トランス女性問題や男性目線路線などで波紋を呼び、売り上げが一気に低迷。
若い世代は企業の行動に敏感、そして取り返しがつかないことになります。
共感力が高い
アルファ世代は共感力が高い。
家庭環境が平和、褒められて育つ人が多いので自己肯定感が高い、自分を大切にしている人は他の人をも大切にする余裕がある。
選択肢が多い時代、何でも選べる時代であるからこそ共感できる仲間と出会った時の繋がりは強い。
若者言葉に「〇〇界隈」と言うのがある。
「推し活界隈」や「ゲーム界隈」と言った特定のコミュニティを形成するときに使われる。
SNSと相性が良く、ニッチな趣味や行動のワードが当てはまると共感されて盛り上がる。
「界隈内」だと一気距離が縮まって友達になる。
現代はモノに溢れており何でも、何時でも手に入る。
「カッコいい車」「高級腕時計」「ブランドスーツ」ひと昔前の成人男性が持っていたモノへの執着はほとんんどない。
アルファ世代は「体験」と「共感」を重視している。
特に秀でているのが「SNSでの反応の早さ」
関心があることへの反応はとても早い、さらに柔軟に共感しつつも自分の意見をしっかり言う。
ただ寄り添って話を聴くだけの共感ではなく、自分の考えや意見を持ち、伝えることができるのが特徴。
α(アルファ)世代と他の世代の比較

時代が進むにつれて目に見えて変化していくのが「テクノロジー」
「テクノロジー」で例えると分かりやすい、技術は各世代で感じ方がまるで異なる。
各世代の考えを理解することで自分の考えと相手の考えを初めて比較することができる。
英国のSF作家ダグラス・アダムスの法則が非常に分かりやすい。
科学的な根拠はありません。しかし的がハズレているとも思えない法則。

30歳くらいから物欲が減ってくのと関係ありそう…
35歳超えた私「新しい技術への抵抗」間違いなくあります
アルファ世代とZ世代
アルファ世代はまだ子供、今の主役はZ世代。
世界人口は約80億人、その内25億人がZ世代、約30%と非常に多い。
現在、最も影響力が大きいのがZ世代である。
Z世代とアルファ世代はとても似ており明確な違いは少ない。
Z世代はSNSでの情報収集と発信に長けている。
アルファ世代はメタバース(仮想空間)による交流とSNSの二刀流でバランスがいい。
日本でのZ世代とアルファ世代の明確な違いは「デジタルリテラシーが高い親の存在」と「幼少期からのデジタル教育」この2つである。さらにZ世代よりデジタルが整った環境にいる。
iPadは2010年発売、Instagramは2010年のリリース、アルファ世代は生まれたときからデジタル環境もSNS環境も成熟していた。
Z世代はSNSリテラシーを実践的に磨いた側面がある。その為、SNSリテラシーを受け入れなかった層は一定数存在しており、発信する内容に節度がない言動が散見される。
その点を踏まえ、改めてアルファ世代とZ世代の違いを考えてみる。
誤解を恐れず言うのであれば、『アルファ世代はZ世代のアップグレード版』と言える。
アルファ世代とY(ミレニアル)世代
Y世代のデジタルを扱う特徴は『広く、浅く、好み』なんだと思います。
パソコン、タブレット、光通信、インターネット、Wi-Fi、スマートフォン、YouTube、Instagram、X、TikTok、サブスクリプション、Iot技術、タブレット、プログラミング、情報、生成AI、ビッグデータ、メタバース(仮想空間)、VR、Amazon、QR決済
Y世代は時代が進むにつれて、どんどん新しい技術やコミュニケーションの手法が現れている。
全てを網羅出来ていないのが現実、自分に合ったモノを取捨選択し使用している。
IAにどこか懐疑的であったり、子供が使っている新しい技術に向き合えない親は多数存在する。
メタバースやVRもわからない人は多数いる。
しかしデジタルには「かじっている」のでデジタルリテラシーはある。
IT普及時代を生きているが、受け入れられないことも多く当たり前の環境にはなっていない。
アルファ世代の考えは『狭く、深く、興味』追求型である。
Y世代が扱えきれない技術は自然に使いこなし、さらに興味がある分野はとことん追求する世代と言える。
α(アルファ)世代とSNSの環境

全世界のソーシャルメディアのアクティブユーザー人口は50億人を超えたと言われており世界中で普及。
アルファ世代は、生まれた時からSNSが身近にあります。
総務省が公表している「令和6年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、10代20代のインターネット平均利用時間は平日では約4時間、休日では約5時間使用している。
Y世代はSNSを警戒はしているものの、自身が長時間使用する。
子供の長時間使用に対して警戒が薄い。
アルファ世代とZ世代は、他の世代と比べスマホに依存した生活をしている。
最も利用時間が長い世代は「アルファ世代」

私も子供にYouTubeキッズを視聴させて自分の時間を作ってしまいます…
さらに、スマートフォンの低年齢化が進んでいる。
アルファ世代は、小学生高学年までに約65%の割合でスマホを持つことになる。
SNSは家や学校と同じく居場所の一つとして定着してます。
YouTube、Instagram、TikTok、Xは、規約で小学生は使えないことになっているが知らない人が多く安心・安全でない、注意が必要。
日常的に利用するので「ルールを決める」必要があります。
ルールがないとスマホ、SNSを無制限に使用するようになってしまう。さらには知らない人とのやりとりや勝手に課金など、トラブルに発展します。

子供専用のSNS「フォーキッズ」があります。
リテラシーを高める勉強に最適です。
α(アルファ)世代の仕事環境

第一生命が2025年に発表している「小学生のなりたい職業ランキング」がある。
女子小学生の1位はパティシエ、男子小学生の1位は会社員
将来、どんな働き方をするのでしょうか?
小学生に向けて2020年から始まっている『新しい学習指導要領』
これにより、外国語とプログラミングに興味を持つ人が増えると考えられる。
テクノロジーとの親和で、よりグローバル、よりリモートな働き方を好むようになる。
アルファ世代が魅力に感じる企業は、柔軟な勤務形態でオープンでフラットな職場環境、社会問題への取り組む姿勢など様々、給与だけではありません、
価値観も大きく変化しており、自己成長やスキルアップを望んでいる。
上司・部下との関係はトップダウンからボトムアップの方式が当たり前になると予測される。
ITやテクノロジーの発展、AIが日々成長していくことが予測される。
それに伴って、残念ながら「無くなる仕事」が増えていきます。
AIに指示を出す『プロンプト』が重要になってくる。
創造力が求められる仕事、人間の感情が必要な仕事、ち密な動作が必要な仕事などは無くならない。
日本は、年々人口が減少しており2050年には1億人を下回ります。
「生産年齢人口」と言われる国の経済を支えている層(15~64歳)の労働人口が低下し続ける。
2005年は「8442万人」、2050年には「4930万人」になると予測され、今より42%減少。
アルファ世代はIT技術で『人手不足を解消』させることに期待されている。
α(アルファ)世代に向けたマーケティング

現在はSNSを中心とた戦略、Z世代に訴求したマーケティングが行われている。
しかし、これからはアルファ世代に向けたマーケティングが行われる。
マーケティングとは「誰に」「何を」「どのように」価値を提供できるか。
そのため企業は、アルファ世代の特徴や価値観から消費傾向を分析したい、目的は効率を重視した価値の提供。
SNS(ソーシャルメディア)の活用
SNS(ソーシャルメディア)の活用は必須。
SNS活用に関してはZ世代と大きく変化はない、アルファ世代もスマートフォンの使用時間が長い特徴がある。
「コストパフォーマンス」より「タイムパフォーマンス」
タイパへの訴求はショート動画の活用が良いとされている。
連絡ツールである側面が強い「LINE」を除き、アルファ世代に人気のSNSは是非とも活用したい。
YouTube
「YouTube」は子供から高齢者、全世代で人気。
有名人やインフルエンサーも多く発信しており、安心したプラットフォームであると言える。政治、料理、メイク、ペット、趣味など、ラインナップが非常に多く、内容も分かりやすい。
新しい世代の満足度を上げるため、「ショート動画」や「倍速再生」が途中で追加されいる。
親であるY世代からのニーズでは、男性は「学び」 女性は「癒し」にある。10代20代は「ゲーム実況」や「音楽」などエンタメが好まれている。
Y世代はテレビを「とりあえず付けておく」、若者はYouTubeを「とりあえず流しておく」、使い方が似ており近い感性を持っていると言える。
全世代に訴求効果があるのが「YouTube」である。
TikTok
TikTokは中国の会社「ByteDance」によってリリースされたSNS。
若者を中心に人気、10代20代の利用率が圧倒的である。
若者は「タイムパフォーマンス」を重視、テレビや映画など最後の結末だけを先取、倍速で視聴するのが当たり前、TikTokは「タイパ」を体現したSNSであり一気に流行。
理由は、1分前後のショート動画をたくさん視聴できる「手軽さ」
短期的に「楽しい」「インスピレーション」を得られる反面、夢中になってずっと見てしまう、中毒性があるので注意しなければならない。
若者に訴求効果があるのが「TikTok」である。
Z世代に最も人気なのが「Instagram」
写真や動画で視覚的に訴求するのが特徴、情報収集や情報発信に活用される。
「フィード」は、ホーム画面、写真や動画の投稿
「リール」は、最長90秒の動画を視聴したり投稿できる機能
「ストーリーズ」は、投稿した動画や画像が24時間で消える機能
これらの機能を使い分けて商品の紹介を行ったり、気軽に友達とシェアをする。写真や動画での提供は紙媒体より魅力的な情報を伝えることができる。
購買意欲を上げるための宣伝と相性が良く、ビジネスでも利用されている。
現代のSNS宣伝は、時間やテンポをを意識した「気軽に見れる」ショート動画を用意するのは必須。
10代20代の若者と女性に最も訴求効果があるのが「Instagram」である。
今後、新しいSNSの誕生でSNSの形は変わるかもしれない。
メタバースの活用
メタバース(仮想空間)の活用によりAmazonなどのショッピングサービスが進化する。
都会だったら欲しいモノを実店舗で確認して、Amazonで購入することができるが地方で難しい場合がある。
実店舗に行かず、いつでも、どこでも、好きなタイミングで「満足」で「楽」に「快適」な買い物をできるようになる未来を考えてみる。
店舗に直接足を運ばず、メタバース(仮想空間)で商品の確認や体験をする。気に入ったものを「商品のカゴに入れる」ような買い物。
例えば百貨店で有名な「三越伊勢丹」もメタバースに力を入れている。
メタバースアプリ「REV WORLDS(レヴワールズ)」は仮想新宿での買い物や、ランドセル選びなど、親と子供が一緒にウィンドウショッピングができる。
最大の長所は、「視覚的で説明がしやすい」
ランドセルであれば実店舗に足を運ばず、色や形の認識を共有できる。
もし家や家具を買うときであれば、家の内部見学や家具の配置など幅広い使い方が可能、購入の決断が速くなることが予測される。
さらにVRや生成AIとの相性が良い、メタバース内で活躍することができるようになれば、24時間いつでも買い物ができるようになる。実際に店に行った感覚、体験することでより訴求力が上がる。
ECサイトを充実させる
売り上げを大きくするのに、実店舗だけでは上手くいかない。
EC化率は年々上昇傾向、消費者行動の市場はデジタルに移行していることが分かる。

「EC化率」とは、全ての商取引きの中でインターネットで行われた電子取引きの割合です。
Webサイトのデザインが古臭いと会員登録すらしてもらいません。
優れたECサイトの代表、「ユニクロ」は実店舗とECを組み合わせて経営戦略で売り上げを伸ばし続けている。
優れたUIのサイト設計で、ユーザーに最適な訴求をし続けている。
生成AIも活用「お買い物アシスト」から問題を吸い上げて商品作りに生かす。ユニクロは徹底した顧客中心のマーケティング戦略を繰り広げている。
ECサイトを充実させると、オンラインの売り上げだけでなく実店舗も売り上げも伸びることを実証しているのが「ユニクロ」
ECサイトと実店舗の融合に力を入れている企業の一つと言えます。

「UI」とはUser Interface(ユーザーインターフェイス)の略でWebサイトのデザインや操作性と言えます。
エシカル消費に取り組む
エシカル消費への取り組みは、SDGsの17のゴールの一つ、12番「つくる責任 つかう責任」のことを指す。
「SDGs」は、持続可能な開発目標、2030年までに17の目標を達成させる。
「サステナブル」は、持続可能と言う意味、地球環境に配慮したモノを「サステナブルな社会」「サステナブルな暮らし」「サステナブルな商品」と言われる。
「エシカル」は、倫理や道徳的と言う意味、サステナブルな社会を実現させるための具体的な行動。
教育やSNSインフルエンサーの発信などにより「地球環境に良いモノを選びたい」と思う人が増えている。親であるY世代から影響を受けてZ世代、アルファ世代にエシカルの関心が高まっている。
消費者は、社会的課題を意識しているので「安かろう悪かろう」では買ってくれない。
単なる商品より、少し高くても社会に貢献できる商品の方が好まれる。
Y(ミレニアル)世代にも訴求する
2025年現在、アルファ世代は15歳で経済的には自立をしてない。
親であるY世代の影響が大きい、親が良いと思わないモノは購入されず、SNSで悪いと言われているコトは体験しない。
親に訴求する事例に映画があります。
子供向けの映画を一緒に見に行って意外に感動、面白いと思ったことありませんか?
ディズニーやピクサー、ジブリなど多くのアニメ映画では、「子供にはわからないけれど大人にはわかる」セリフやネタがよく使われます。
戦隊シリーズでは、度々昔の戦隊が現れる“コラボ”で大人心をくすぐります。
子供向けの映画に大人向けのセリフが入っているのは、親も楽しめるように意図的に作られているのです。
大人向け要素を入れることで親も興味を持ち、購買に繋がります。
α(アルファ)世代で流行しているモノ

若者言葉で表現すると「メロい」などと言われる。
※メロメロになるほど魅力的という意味
「推し活」では、アルファ世代から絶大な人気を得ているのが『しなこちゃん』
ユーチューバーやインスタグラマーであり、アーティストであり、ベビタピ トーキョー原宿店の店長、モデルなど多才なインフルエンサー。
原宿カルチャーの「好きなものは好きと言っていい」「自由に表現できる」「自分らしさ」の発信が受けている。
SNSによる発信とべビタピの店舗で実際に会える可能性があったりする。リアルな身近さや体験が若者に響いている。

失礼ながら「しなこ」さんは存じ上げてませんでした。リサーチ中、とんでもない発信力のある方だと知りました。マルチな才能に好奇心、とんでもない人。
「ゲーム」では『マインクラフト』や『フォートナイト』『ロブロックス』といったオンラインのゲームが人気。
これらのゲームはメタバース(仮想空間)内で自由に行動できる、創造性が磨かれるゲームでもある。
「自由度が高い」「好きなことができる」「友達と協力できる」のが特徴。
アルファ世代はYouTubeでゲーム実況を良く視聴する。
マインクラフトの実況者の中で「ヒカキン」「まいぜんシスターズ」「カラフルピーチ」などが特に有名。
ゲーム(マインクラフト)とSNS(ゲーム実況)は相性がいい、他の人がデザインした世界や建築を見ると自分の創造力も高まりさらに没頭してしまう。
マインクラフトは複雑な操作性を必要としてないので、親も一緒に楽しむことができる。
中学生になると人気なのが「フォートナイト」
しかし、トラブルも多く親は不安になってしまう。

友人に「フォートナイト」をプレイさせて頂きました。
子供?から「クソ雑魚」と言われたので二度とやらないと決めたゲーム。
【まとめ】アルファ世代はSNSに依存している

なぜ、アルファ世代は「SNS」「ゲーム」の利用時間が増加し続けるのか?
子供には自由時間の使い方が難しいのでしょうか。
タイムパフォーマンスに厳しいのに記憶が残らない「TikTok」を視聴したり、なんとなくSNSを触っていたら数時間経過するなど、つじつまが合わない行動も見られる。
世の中が良質なコンテンツで溢れていれば成立するのですが、そうではありません。明らかにムダな時間消費もしているのです。
現代では、習い事が非常に多く、公園などの外遊びは安全性が確保されてない、親が公園に連れて行くのが面倒くさいなど、家にいる時間がとっても長くなっています。
この自由時間の虚しさを埋めるためにSNSやスマートフォンの使用が加速していると仮説します。
過ぎる時間の遅さにヤキモキ、デジタルな時代だからこそ退屈の過ごし方がわからない。
アルファ世代は、繋がりを意識しているからこそ「SNS」「ゲーム」といったコミュニケーションツールが多用使される。
ちょっと話が変わって、人間の体感時間は年齢が高くなるにつれて短くなる「ジャーネの法則」と言うものがあります。
この法則で5歳と40歳の体感時間を表してみると。
40歳が過ごす1年は1/40、つまり「2.5%」
5歳が過ごす1年は1/5、それは「20%」になります。
5歳の体感時間は40歳の8倍であると考えられ、体感時間は生きてきた年数に反比例する法則。

どんどん薄まっているようで怖いですね…
幼稚園やこども園でよく見る光景、親との別れで泣いてしまう気持ちもわかりますよね。
『親と子どもでは体感時間が違う』ことは経験則からも分かるはず。
話しは戻って、私はコミュニケーションがSNSに移ることは悪いコトではないと思います。
子供が持っている有り余る時間に、大人が持っている残り時間をつぎ込んで、補えない部分をSNSに頼ればいいと思います。
しかし、最初からSNSに頼ってしまっては良くありません。
なぜなら、自分の子どもと一緒に過ごせる期間は『母親が約7年6か月』『父親が約3年4か月』なんて言われたりするからです。
大切な家族の時間をSNSやデジタルに奪われている現実、私は正しいと思えません。
意識して特別なことをするのではなく、日常の時間を意識するだけで少しは改善するはず。
親であるY(ミレニアル)世代がコミュニケーション方法を考えないといけませんね!
終わり!