「理不尽な発言」
「すぐ声を荒げる」
「横柄な態度」
あなたの職場にいませんか?
老害と言われてしまっている「上司」や「同僚」、対応に困りますよね。
私自身も苦労しました。
なんで、そんなに感情的になれるんだ…と何度思ったことでしょうか。
それが当たり前だと勝手に諦めていましたが、最近は「Z世代」や「コンプライアンス」など時代が変化、社会が許さなくなってきてます。
最近は「ソフト老害」なんて言葉も生まれ、中堅層にも厳しい時代になっています。
この記事を読めば、老害ってなに?
どんな行動をすると老害って思われるの?といった疑問が解消されます!
さらに、老害の枠を超えた危険人物の事例をいくつか紹介します。
私は、何故か個性豊かな方に好かれるのでその付き合い方、伝えていきます!
老害とは

「老害」行動とは、指導的立場、発言力がある年配の人が周囲を不快にする振る舞いをすること。
冷静な態度を忘れてしまう、60代から上の方を指すことが多い。
上司の高圧的な発言にイラっとすることありますよね。
高圧的態度が習慣化してしまうと、年齢とともに成長し、老害化している自分に気づかないまま職場の弊害となってしまうので注意が必要です。
上から目線で感情的、すぐ声を荒げる
気に入らないことがあると声を荒げ、相手の意見を封殺します。
自分のペースが乱されると、突発的に感情が高ぶり無意識に攻撃的になります。
さらに「プライドが高い」人が多いので、素直な性格ではない。
一番厄介な特徴、危険人物である可能性が高い。

私の会社にも最近までいました。
疲弊しますよね…
自分の意見の押し付けたがる
自分が優れていると強く思い込んでいるのが特徴。
発言力があり、自分のやり方でストレスなく進めたいと考えます。
耳を傾けて人の話を聞く力「傾聴力」がない。
そのため、自分の意見が正しいと思い込み、相手の意見を尊重しません。
おせっかいアドバイスされたことありませんか?
さらに、やらないと怒られるなど、理不尽極まりない。
学生時代の「詰め込み教育」の影響が大きい。
「理論」より「暗記」
「理屈」より「根性」
教師の一方的な押し付けが当たり前だった。
幼少期、そんな時代で過ごしていたら誰だって高圧的な態度になるかもしれません。
昔からのやり方が正しいと思っている
自分の若い時の成功体験、過去の記憶に囚われています。
「昔は~」と過去の話が多い、昔の成功体験をベースに問題解決を行う傾向がある。
年齢が高くなると現役時代に比べて、チャレンジ精神がなくなってしまいます。
成長を諦めた人は、過去の栄光にすがる傾向がある。
若手には、過去の話しかできない。
昔の価値観のままなので「苦労」させたがります。
「苦労はいいこと」
「苦労は成長させる」
そう思っているので「苦労」しない問題解決を好みません。
「昔のやり方」を「作った人」のやり方を「今のやり方」に変える。
どうやら「作った人」は否定された気持ちになるようです。

昔から使われている「棚」を更新しただけで「俺らの時代を否定している!」と怒られたことがあります…
自分の非を認めない
『頑固おやじ』
「特権」と「高いプライド」、現代と真逆。
自分が正しい、優れていると思っているので他者からの忠告は受け入れません。
しかし、実は「自信がない」そんな一面もあります。
たとえ自分が悪いことでも素直になれません。
防衛本能が働き、感情的で声を荒げることが多く、自信の正当性を主張します。
今は、多様性の時代。
180°考え方を変えないといけない、かわいそうでもあります。
年寄扱いされると怒る
年を取ると「2種類」の性格で扱われます。
周囲に良い影響を与えるか、悪い影響を与えるか、若手から性格を評価されます。
「ポジディブ」な年寄り
「ネガティブ」な年寄り
年寄扱いをバカにされていると感じるのは「ネガティブな年寄り」
都合の良いときは、自ら「年寄を働かせるなよ」と言います。
しかし、若手から年寄り扱いされると怒りますね。
年を取ると、今まで出来て当たり前だったことがどんどん出来なくなってきます。
そんな自分にイライラ、古い人間であると認めるのが怖いのです。
話が長く、同じことを何度も繰り返す
「自己主張」と「承認欲求」の塊になってしまうとやっかい。
特に会議はひどいものです。
年を取っても「勉強」をする人は多くいます。
しかし、不思議と「しゃべる技術」を身に着けようとする人は少ない。
知識が豊富で言いたいことはどんどん溢れてくるのですが、話す内容をまとめることができません。
また、相手に伝わっているか不安であるため話が長くなり、何度もループ。
若者はタイムパフォーマンスを重視しているので嫌われます。

会議でもすぐ話が脱線してしまう人は、「結論」から言う「PREP法」で話をしてほしいものです。
デジタル化など苦手な分野を敵視し、取り入れようとしない
現在「50代」「60代」の人は、若い時に「生成AI」や「SNS」なんて言葉すらありません。
パソコンが普及し始めたのは、「1995年」
Windows95は、約30年前
「インターネット」環境も悪く、簡単に使用できない時代。
それまでは

電卓は世に出始めてから約60年、それまではソロバンだったそうです。
これらの役割は全て「パソコン」や「スマートフォン」に変わりました。
効率が上がると引き換えにどうしても操作が複雑。
取り残される人がでてくるのは明らか、少しかわいそうでもあります。
今の年齢で「新しい物への対応」「新しいコト」への挑戦は難易度が高いはず。
受け入れがたく、勉強して活用する熱量もありません。
今更、「勉強」に情熱を燃やすことは容易ではありません。
新しい分野への挑戦にはアレルギーがあります。
自分が引退すると部下が困ると思っている
『おせっかい再雇用』
終身雇用で同じ会社で長く働いているので、自分が一番知っている、役に立つと思ってます。
「自分がいないと会社がダメになる」心の底からそう思ってます。
再雇用であるのにも関わらず「横柄な態度」「わがもの顔」
中堅リーダーや若者の活躍を妨害する厄介な存在。
再雇用で会社にしがみつく理由は「年金だけだと生活が不安」
しかし、再雇用は給与が下がるのであまり働かなくなります。
定年まで働き切った自分への評価は高く、言いたいことだけは言ってきます。
飲み会に参加しないと不満、参加を強要してくる
昭和世代と現役世代では「飲み会」への考え方が異なります。

飲み会の時イライラしてしまう人の行動があります。
「18時開始なのに18時に来る人ってなんなん?」
昔は飲み会で「親睦を深める」「コミュニケーションを取る」大切な場、でした。
そのため、参加しない人は「言うことを聞きたくない」反乱分子と見なされ、時には怒られます。
昭和世代にも、「やさしい人」「優れた人」「尊敬できる人」当然います。
しかし、そんな彼らも飲み会は行く人が多い。
時代なんだなあ、と感じます。
その時代の常識からアップデートされてない人もまだまだ残っています。
現代の「飲めない人」や「プライベート重視な人」など価値観は理解されません。
ソフト老害とは

ソフト老害とは最近できた言葉。
作家の「鈴木おさむさん」が提唱した呼び方です。
知らず知らずに「若者の活躍を妨害する人」の事を指します。
老害と言われなかった若年層(30代~40代)でも、十分に常識をアップデートされてない人は、老害化してしまいます。
根底にある考え方は「嫌われず上手くやりたい」
例えば、飲み会で上司が若手を説教しているときは止めずに、上司が席を立って移動してから、若手のフォローに入るのはソフト老害の一例と言えます。
自分は若者の味方、理解者と思ってる
『お前の気持ちわかるよ』
行動はしないけど「共感」だけする人。
寄り添って親身になろうとする「保守的な上司」が行う行動。
「共感力」で理解者・協力関係のアピール。
しかし、実際は「わかるわけねーだろ」と思われてます。
一方的に仲間意識を伝えているが、双方には距離感があります。
「共感」はコミュニケーションでは協力な武器。
しかし、使い時を誤ると信頼関係に影響がでます。
上司のプライドを傷つけず、部下の意見を上手いことまとめたつもりでいる
会社は「主体性」のある人材を育てたいと思ってます。
そのため、明確な指示より「どうしたらいいと思う?」など、考えることを促す「質問」が良いとされます。
部下に意見を求めます。
返ってきた答えにズレがあると、上司の顔が浮かびます。
そして上司が納得するような答えまで「誘導」
部下の意見をなくすわけにはいかない。
部下には嫌われたくないので、それっぽい言い訳でまるめ込もうとます。

部下とのトラブルが怖いのであれば、頼むから役職を返上してくれ…と思います
発言力がある立場で、バランスを取っているつもりで若者たちの考え方を否定、上司の考え方を優先する
『若者の活躍潰し』
上司の「チャレンジ精神」「好奇心」「挑戦」は完全に好み。
波風を立てたくない、穏便に過ごしたい。
そう思う上司の方が多いかもしれません
ネガティブな上司だと「挑戦」に消極的。
現実的な「挑戦」になるように調整したりします。
「バランス」を重視しすぎて若者が必死に考えた内容を妨害してしまいます。
部下・上司から「いいね」が欲しい
悪い言い方をすると
部下・上司に嫌われるのを恐れているため、誰にでもいい顔をする。
問題に発展しないよう曖昧な言葉で濁し、はっきりしたことは言わない。
会議でも自分の意見や結論を言いきらない人
「上司の責任」「部下の責任」2つも負うことはできません。
結局、無責任。

上司と意見が合わないと自分の意見をすぐ訂正する人、軸がないなぁと思ってしまいます。
努力を努力と思わない異常性
「頑張ること」を普通であると思っている。
「頑張ること」「努力すること」を押し付けてきます。
「努力するのも」「しないのも」結局の所、自由。
する人はするし、しない人はしない。
無理矢理させる「努力」は決して身に付くことはありません。
向上心が高い上司にありがち。
自分ができることは全員出来る!と信じているので部下は悩みます。
例えば最近、企業で「自分ごと化」活動などあります。
自然に浸透させるのではなく、「自分ごと化」を押し付ける「努力の強制」などです。
「老害」「ソフト老害」にならないために

「老害」「ソフト老害」、直そうと思っても急に性格が変えることはできません。
過去の自分を否定することになるからです。
他の人から言ってもらえないので、自分で気づくしかありません。
残念ながらそのマインドになることは困難。
「自分の発言や言動が常識から逸脱していないか?」
「相手を困らせていないか?」
相手を思いやる気持ちを鍛えないといけません。
「老害」にならないようにするには
私が「老害」と呼ばれる人といると感じることは「時間の停止」
一緒にいても得られるモノがなく、尊敬もできない、ただただ時間のムダな状態だと感じてしまいます。
「反面教師とする」
「老害」にならないようにするにはしっかり「老害」を観察するのが効果的。
自分は若者の活躍を邪魔していないか、自分で気づくしかありません。
常に心掛けるべきこと
調子に乗ったら終わりです。
「ソフト老害」にならないようにするには
30代~40代だと実績も十分。
天狗にならないように細心の注意を払わなければならない。
その上で、「嫌われたくない」気持ちを捨てなければならない。
「是々非々」
いいコトはいい、悪いコトは悪い。
自分の心に、ある程度の「公平性」「一貫性」を持たないといけません。
揉めることを恐れた、グレーゾーンを意識した言動は、正しい振る舞いではありません。
その場をしのぐには
必要以上に近づかないこと。
自分からコミュニケーションを取りに行く必要はありません。
しかし、どうしても関わらないといけないこと、あると思います。
私のおススメは
もし相手が間違っていることを言っていても否定はしてはいけません。
「怒るスイッチ」がONしてしまいます。
考える「癖」がないので、聞き間違えでも怒ってきます。
そして同じ熱量では謝罪してきません。
ややこしいコミュニケーションは不要。
「褒める」か「無視」この二つだけ。
まとめ

高齢者は疎まれ、若者は元気がないだとか、昔からずっと繰り返されている「あるある」なのです。
いつの時代にも存在している「老害」、自分自身も年を取ったら言われる可能性は十分あります。
もし今、困っているのであれば、是非「反面教師」にすることを強く望みます。
さらに、尊敬される高齢者について、よく観察することも忘れてはいけません。
「なんとかしないと…」
考えれば考えるほどこちらが疲弊してしまいます。
適当な距離感を意識して付き合うことをお勧めします。
最後に、私が出会った危険人物2名の特徴
どちらも、縁を切るのにかなりのエネルギーを使いました。
遠回しに言っても伝わらないので、なかなか疲れました。
「不安」で「怖い」、ネガティブな感情の中での行動はかなり疲弊した記憶があります。
今思うと頑張って離れることができて本当によかったと思ってます。
ファーストコンタクトで危険人物と察知したのであれば絶対に近づかないようにしましょう!
終わり!